蕁麻の活用 -じんましん@完全ガイド-


蕁麻の活用



   ではでは、そんなイラクサの薬効は痒くてたまらない蕁麻疹
   にも効果を発揮してくれるのでしょうか?
   イラクサの毒に刺激を受けるとじんましんが発症する!
   この認識はもともと西洋で生まれ、シルクロードを通って
   中国大陸に渡り、そこで蕁麻疹という言葉が生まれたと言われ
   ています。

   そんなヨーロッパでは、早くからこのイラクサの持つ血糖値降下
   作用に着目されており、糖尿病患者の間では健康茶として広く
   親しまれています。 さらに、イラクサは絹に似た光沢を持つ柔ら
   かな繊維としての価値が高く、その皮から採れる繊維は、上質な
   織布になるともされています。かつて第一次世界大戦下のドイツ
   では、大規模なイラクサの加工産業が発達していたそうです。
   有名なアンデルセン童話「白鳥の王子」の中には、11人の兄に
   かけられた魔法を解くために、末の妹がイラクサの服をその刺で
   手を真っ赤に染めながらも必死で編み上げたという一節があります。

   日本では、東北地方の山地の比較的薄暗い場所に自生している
   「ミヤマイラクサ」が有名です。”アイコ”、あるいは”アイ草”
   と呼ばれ、山菜として食べられています。西洋で親しまれている
   イラクサト同じイラクサ科ではありますが、ミヤマイラクサは
   イラクサ属ではなく、ムカゴイラクサ属に属します。
   生息地もイラクサよりもさらに奥深い山に設けているところから、
   ”深山イラクサ”という名前が付けられたそうです。食用として
   一般的に呼ばれる”アイコ”は、東北地方の方言である”アエッコ”、
   あるいは”エアッコ”、”アイノコ”などから来ているらしく、
   いつしかこちらの方が親しまれるようになってしまったようです。

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